弁慶が、雷電峠で休息した際、岩をひねって大刀を置いたという伝説や海岸で釣りをする際に大刀を掛けたという様々な伝説が伝えられてます。岩内町のシンボル的な岩です。
詩吟:雷電を詠む<傳説「雷電秘話」昭和51年 藤嶋清岳>
詩吟:雷電を詠む<雷電落日之秋(その1) 藤嶋岳礁>
詩吟:雷電を詠む<雷電落日之秋(その2) 藤嶋岳礁>
★岩内の語源★
- アイヌ語の「イワウナイ」
- 意味は「硫黄川」
★義経伝説★
代表作
1670年 林春斉「本朝通鑑」・1720年 新井白石「蝦夷志」・同年 水戸藩「大日本史」
ストーリー
- 津軽の三厩(みんまや)から船で渡った義経主従⇒松前・木古内・上磯・函館・七飯・大野・乙部浦・寿都・雷電・岩内
- 雷電の峻嶮(しゅんけん)でアイヌ酋長(しゅうちょう)チパの襲撃を受ける
- その宴席で突然祭壇のイナウが倒れた。
- 神の怒りを感じたアイヌたちは義経主従を介抱する
- やがて酋長の娘は義経を慕うようになる
- 弁慶はよく海岸に下りて釣りをしていた。⇒その時弁慶が刀を掛けた岩が刀掛岩
- 義経主従は大志を遂げるため旅立を決意
- 娘メヌカは別れを惜しむ中、義経は「来年また必ず来る」と約束⇒雷電は来年からつけられたといわれている。
- ここから弁慶は寿都へ、義経は岩内へ⇒その岩がメヌカ岩
- 1年経っても義経は戻らずメヌカは投身自殺を遂げる⇒その岩がメヌカ岩
- 以来、神威岬の神威岩より北には決して和人の女性は行かすことがない⇒和人の女性の乗っている船はよく難破したという
- 場所:岩内町敷島内
刀掛岩と背景の夕日のコントラストがなんとも美しく北海道らしさがでています。
こんな夕景をバックに温泉でも浸かれば、日頃のストレスもいっぺんになくなりそうです。
断崖絶壁が続く雷電海岸は、夕日が美しいことでも有名です。